司教メッセージ「新しい福音宣教復活祭」(2013年復活祭号)

カテゴリー(記事区分): 公文書 / 広島司教区文書 / 司教教書

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カトリック広島司教区長

前田 万葉 司教

主イエス・キリストのご復活おめでとうございます。そして、新教皇フランシスコ誕生の喜びとともに、ヨハネ グエン クアン トゥアン新司祭叙階おめでとうございます。

初ミサのトゥアン神父や春爛漫

「収穫は多いが、働き手が少ない。」(マタイ九の三十七)のみことば通り、中国五県の七百五十万人余のための収穫が、広島教区には課されていることを、改めて確認しなければなりません。

新教皇名「フランシスコ」は、その「平和の祈り」から広島教区の目標「平和の使徒となろう」につながります。また、日本宣教の保護者「フランシスコ・ザビエル」の心、「信仰の原点」への回心を促してくれます。この新しい岩「フランシスコ教皇」にしっかり建てられた教区として、新しい熱意、方法、表現をもっての福音宣教に取り組みましょう。

捨てられし隅の親石復活祭

新司祭トゥアン神父は、貴重な働き手としてキリストに招かれ、「あなたは人間をとる漁師になる。」(ルカ五の十)のみことばに応えてキリストの司祭になりました。実に、広島教区十六年ぶりの慶事です。しかし、中心になって働くべき教区司祭はまだまだこれでも十八人(うち司教二人)だけです。司祭になるまでの道のりもそうですが、司祭になってからの道のりも、先輩・同僚の司祭や修道者、信徒の育み合いがなければ、成長はおろか生きていくことさえできません。

育もう聖週間の新司祭

わたしは、今から三十八年前の新司祭当時を思い出しております。着任早々聖週間の典礼、説教すべてを、主任司祭立会いの下、任されたのです。

ふるえつつ聖週間のなにやかや

当のわたしは、司祭に一番大切なはずの典礼、しかも聖歌が大の苦手でした。それに、あがり症がますます輪をかけて、最初の聖木曜日の祭儀から、儀式、説教、聖歌も台無しに近かったのです。それでも、主任司祭は、「上手だったぞ!明日も明後日も、その調子でやれ」とおだててくれました。わたしにとって、その時の「聖なる三日間」は、まさに受難であり、大解放の「アレルヤ」でもあったのです。

アレルヤと聖なる三日が過ぎにけり

それにしても、あんな下手な祭儀を温かく受け入れてくれた、当時の「褒め上手のみなさま」に感謝しています。「褒め上手は育て上手」です。育て上手になりましょう。

三月二日には、猪口大記助祭も誕生し、翌日の三月三日には、出身の鳥取教会ミサで、素晴らしい初説教をしました。

雛壇で猪口前田仕え合ふ

ロイ神学生も、三月二十七日、「司祭助祭候補者認定式」を受け、スータンの着衣者となり、神学科に進級です。また、山下健吾さん、三宅仁孝さんが、四月から日本カトリック神学院に入学いたします。

今後とも広島教区に多くの司祭が誕生しますように、そして、七百五十万人余のための収穫に貴重な働き手がどんどん増えますように、みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

この記事は

カトリック広島教区報(第92号:2013年4月14日発行)に掲載された司教メッセージを転載しています。

原文は、縦書きです。



 

   
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