回心

カテゴリー(記事区分): 教区取組 / 推進本部取組 / 第1の柱:平和

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最終更新日:2013年3月16日

四旬節は”回心”の季節です。世間では時々”交通安全週間”を設定します。それは、当然、年中交通安全を心得させる狙いがあります。回心の季節も同じです。

なぜ、”回心”

自分の心は向いてはいけない方向へしつこく行こうとする:わがまま、プライド、怠慢、利己主義、嫉妬等など。(仏教では”煩悩”などといいます。)自分のひそかな動機を絶えず、清らかな愛とゆるしに向かわせるために、すごい努力が必要です。たびたび大なり小なり失敗して、”罪”を犯してしまいます。

”天使祝詞”を祈っていますか。その時に言いますよね:”マリア様、罪深い私のために、いまも、死ぬときも祈ってください。”

福音書を読むと。イエス様は、”あなたの罪はゆるされた”とよく宣言します。そう言われる人々は何も告白していないが、態度などによって、イエス様への大きな信頼を示しています。

イエス様は復活後、罪をゆるす機能を”教会”にゆだねましたことはご存知の通りです。

あれからおよそ2000年が流れています。初めから現在に至るまで教会は何らかの形で人々の罪をゆるし続けてきました。

しかし、具体的な形は歴史の流れとともに、何回か大きく変わりました。

信者が個別に一人の司祭に耳打ちで罪を告白し、償いの祈りを言いつけられ、ゆるしの宣言を受けるという”告解”の形は数百年前から主流となって、いまでも、”ゆるしの秘跡”として、一番に私たちの意識に浮かんできます。確かに、この秘跡は教会の宝で、再評価すべきです。

ところが、(困ったことに?)近年、なぜか、ほぼ世界的に、”告解”離れが著しく目立ってきた。一種の過渡期に来ているのではないでしょうか。

私自身も若かった時代ほど頻繁に告解しません。東京の松原教会にいたとき、年二回か三回、本当にゆるしの秘跡を受ける必要を感じたときに、わざわざ電車に乗って四谷の教会へ行きました。

でも、”反省”と回心は絶対必要です。チャンスがいくらでもあります。たとえば、ミサに早めに来て、”回心の祈り”を本気で祈るとか、よる寝る前に本気でゆるしのいのりもとめて、必要に応じて、だれかと仲直りを決心するとか。とにかく、回心豊かな四旬節をすごしましょう。

出典

2007年四旬節プログラム 回心より(カトリック幟町教会司祭団(バンガンスベルゲ神父記))

備考

  • 2013年3月16日 旧ホームページより転載


 

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掲載日2013年3月16日
更新日2013年3月16日
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推進・区分第1の柱:平和
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編集者web管理者(竹内)
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