四旬節第2主日

主日A年

第一朗読:創世記 12・1-4a

第二朗読:テモテへの手紙二 1・8b-10

福音朗読:マタイ福音書 17・1-9

1-13 イエスの姿が変わる

マタイ福音書17・1-9(K.Yamaguchi)_middle

六日の後、イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽に輝き、服は光のように白くなった。見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。ペトロが口をはさんでイエスに言った。「主よ、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。お望みでしたら、わたしが仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロがこう話しているうちに、光り輝く雲が彼らを覆った。すると、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。弟子たちはこれを聞いてひれ伏し、非常に恐れた。イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。「起きなさい。恐れることはない・」彼らが顔を上げて見ると、イエスのほかにはだれもいなかった。

一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまで、今見たことをだれにも話してはならない」と弟子たちに命じられた。彼らはイエスに、「なぜ、律法学者は、まずエリヤが来るはずだと言っているのでしょうか」と尋ねた。イエスはお答えになった。「確かにエリヤが来て、すべてを元どおりにする。言っておくが、エリヤは既に来たのだ。人々は彼を認めず、好きなようにあしらったのである。人の子も、そのように人々から苦しめられることになる。」そのとき、弟子たちは、イエスが洗礼者ヨハネのことを言われたのだと悟った。

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※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。

主日B年

第一朗読:創世記 22・1-2,9a,10-13,15-18

第二朗読:ローマの信徒への手紙8・31b-34

福音朗読:マルコ福音書 9・2-10

2-13 イエスの姿が変わる

Painted by M.Hayashi
Painted by M.Hayashi

六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。ペトロが口をはさんでイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあたのために、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロは、どう言えばよいか、分からなかった。弟子たちは非常に恐れていたのである。すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」弟子たちは急いで辺りを見回したが、もはやだれも見えず、ただイエスだけが彼らと一緒におられた。

一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまでは、今見たことをだれにも話してはいけない」と弟子たちに命じられた。彼らはこの言葉を心に留めて、死者の中から復活するとはどういうことかと論じ合った。そして、イエスに、「なぜ、律法学者は、まずエリヤが来るはずだと言っているのでしょうか」と尋ねた。イエスは言われた。「確かに、まずエリヤが来て、すべて元どおりにする。それなら、人の子は苦しみを重ね、辱めを受けると聖書に書いてあるのはなぜか。しかし、言っておく。エリヤが来たが、彼について聖書に書いてあるように、人々は好きなようにあしらったのである。」

 

※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。

主日C年

第一朗読:創世記15・5-12,17-18

第二朗読:フィリピの信徒への手紙3・17~4・1

福音朗読:ルカ福音書9・28b-36

28-36 イエスの姿が変わる

Drew by C.Iio
Drew by C.Iio

この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。見ると、二人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最後について話していた。ペトロと仲間は、ひどく眠かったが、じっとこらえていると、栄光に輝くイエスと、そばに立っている二人の人が見えた。その二人がイエスから離れようとしたとき、ペトロがイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロは、自分でも何を言っているのか、分からなかったのである。ペトロがこう言っていると、雲が現れて彼らを覆った。彼らが雲の中に包まれていくので、弟子たちは恐れた。すると、「これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。その声がしたとき、そこにはイエスだけがおられた。弟子たちは沈黙を守り、見たことを当時だれにも話さなかった。

※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。

教会公文書

典礼暦年に関する一般原則および一般ローマ歴

  1. 四旬節は、復活の祭儀を準備するために設けられている。四旬節の典礼によって、洗礼志願者はキリスト教入信の諸段階を通して、また、信者はすでに受けた洗礼の記念と償いのわざを通して、過越の神秘の祭儀に備えるのである。
  2. 四旬節は、灰の水曜日に始まり、主の晩さんの夕べのミサの前まで続く。
    四旬節の初めから復活徹夜祭まで「アレルヤ」は唱えない。
  1. 四旬節の主日は、四旬節第1、第2、第3、第4、第5主日呼ぶ。
    聖週間の始まる第6の主日は、「受難の主日(枝の主日)」という。

典礼日の優先順位表

(2)四旬節の主日

広島司教区

主日当日の司教座聖堂(世界平和記念聖堂)は

ローマ教皇

フランシスコ

備考



文書(ページ)情報
掲載日2017年3月11日
更新日2017年3月11日
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編集者web管理者(竹内)