「広島の中心」GAUDETE(推進本部だより)2015年09月号(本紙第15号)(2015年08月29日掲載)

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最終更新日:2015年8月29日

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広島の中心

被爆・戦後70年「2015 平和行事」を無事終えることができました。

その今、心に訴えることばがあります。

原爆供養塔にただ一人通い、遺骨をねぎらい、遺骨を遺族に返すべく奔走した「ヒロシマの大母(おおかあ)さん」佐伯敏子さんのことばです。

「今じゃ、みんな広島の中心は原爆慰霊碑じゃと思うとる。そりゃあ無いよりはましじゃけど、本当は遺骨がある場所が広島の中心よね。みんなあそこを平和公園というけれど、本当は平和な場所なんかじゃないんよ。静かでのどかな場所に見えるけど、供養塔の地下室は、あの日のまんま。安らかに眠れというけれど、安らかになんか眠りようがないんよ。

Photo by H.Takeuchi
Photo by H.Takeuchi

生きている人はね、戦後何年、何年と刻んで、勝手に言うけどね、死者の時間はそのまんま。あの日から何にも変わってはおらんのよ。年を数えるのは生きとる者の勝手。生きとる者はみんな戦後何十年と言いながら、死者のことを過去のものにしてしまう。死者は声を出せんから、叫び声が聞こえんから、みんな気付かんだけ。広島に歳はないんよ。歳なんかとりたくてもとれんのよ。」

重たいことばです。生きとる者は、被爆・戦後70年と言いながら・・・

佐伯さんは、「平和公園」ということばを使いたがらなかったそうです。むしろ「地獄公園」と言っていたそうです。あそこには五つの町があって、沢山の遺骨がまだ下に眠っていると。

「ここはソオッと歩かんといけんよ。まだ大勢の人が眠っておられる場所なんじゃから」

供養塔の地下室に眠る人の数、およそ七万人―――。

今夏上梓された、堀川恵子著「原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年」(文藝春秋)によってこの文を書きました。是非、一読をお薦めいたします。

著者が語るように、原爆そして戦争というとてつもなく大きな出来事を「歴史の年表の一部分」にしてしまわないために。

家庭へのチャレンジ(ローマ教皇一般謁見テーマ)

ローマ教皇は毎週水曜日に一般謁見をおこなっています。その中の連続講話は「家庭」をテーマにしています。

邦訳はカトリック中央協議会のホームページ(教皇フランシスコのページ)に掲載されています。一度、目を通してみてはいかがでしょうか?

なお、邦訳・映像とも平和の使徒推進本部ホームページ内のローマ教皇フランシスコのページからリンクしていますのでご利用ください。

一般謁見テーマ一覧

12月17日 ナザレの聖家族
01月07日 母親について
01月28日 父親について①
02月04日 父親について②
02月11日 息子、娘について
02月18日 兄弟姉妹について
03月04日 高齢者について
03月11日 祖父母について
03月18日 子どもについて①
03月25日 家庭に関する世界代表司教会議(シノドス)のための祈り
04月08日 子どもについて②
04月15日 男性と女性①
04月22日 男性と女性②
04月29日 結婚
05月06日 結婚②
05月13日 三つのことば
05月20日 教育
05月27日 婚約
06月03日 家庭と貧困
06月10日 家庭と病
06月17日 死
06月24日 傷ついた家族①
08月05日 傷ついた家族②
08月12日 祝日・休日
08月19日 働くこと

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掲載日2015年8月29日
更新日2015年8月29日
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