四旬節第1主日
主日A年
第一朗読:創世記 2・7-9;3・1-7
第二朗読:ローマの信徒への手紙 5・12-19
福音朗読:マタイ福音書 4・1-11
誘惑を受ける
さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、”霊”に導かれて荒れ野に行かれた。そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」イエスはお答えになった。
「『人はパンだけで生きるものではない。
神の口から出る一つ一つのことばで生きる』
と書いてある。」次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、言った。
「神の子なら、飛び降りたらどうだ。
『神があなたのために天使たちにめいじると、
あなたの足が石に打ち当たることのないように、
天使たちは手であなたを支える』
と書いてある。」イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』とも書いてある」と言われた。更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と言った。すると、イエスは言われた。「退け、サタン。
『あなたの神である主を拝み、
ただ主に仕えよ』
と書いてある。」そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。
※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。
主日B年
第一朗読:創世記 9・8-15
第二朗読:ペトロの手紙一 3・18-22
福音朗読:マルコ福音書 1・12-15
12-13 誘惑を受ける
それから、”霊”はイエスを荒れ野に送り出した。イエスは四十日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。
14-15 ガリラヤで伝道を始める
ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。
主日C年
第一朗読:申命記26・4-10
第二朗読:ローマの信徒への手紙10・8-13
福音朗読:ルカ福音書4・1-13
1-13
さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたどうだ。」イエスは、「『人はパンだけで生きるものはない』と書いてある」とお答えになった。更に、悪魔はイエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。そして悪魔は言った。「この国々一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」イエスはお答えになった。
「『あなたの神である主を拝み
ただ主に仕えよ』
と書いてある。」そこで、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて言った。「神の子なら、ここから飛び降りたらどうだ。というのは、こう書いてあるからだ。
『神はあなたのために天使たちに命じて、
あなたをしっかり守らせる。』
また、
『あなたの足が石に打ち当たることのないように、
天使たちは手であなたを支える。』」
イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』と言われている」とお答えになった。悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた。
※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。
教会公文書
典礼暦年に関する一般原則および一般ローマ歴
- 四旬節は、復活の祭儀を準備するために設けられている。四旬節の典礼によって、洗礼志願者はキリスト教入信の諸段階を通して、また、信者はすでに受けた洗礼の記念と償いのわざを通して、過越の神秘の祭儀に備えるのである。
- 四旬節は、灰の水曜日に始まり、主の晩さんの夕べのミサの前まで続く。
四旬節の初めから復活徹夜祭まで「アレルヤ」は唱えない。
- 四旬節の主日は、四旬節第1、第2、第3、第4、第5主日呼ぶ。
聖週間の始まる第6の主日は、「受難の主日(枝の主日)」という。
典礼日の優先順位表
Ⅰ
(2)四旬節の主日
広島司教区
ローマ教皇
ベネディクト16世
カトリック中央協議会
- 教皇ベネディクト十六世の2007年2月25日の「お告げの祈り」のことば「四旬節第一主日にあたって」
- 教皇ベネディクト十六世の2007年3月4日の「お告げの祈り」のことば「四旬節第二主日にあたって」
- 教皇ベネディクト十六世の2007年3月11日の「お告げの祈り」のことば「四旬節第三主日にあたって」
- 教皇ベネディクト十六世の2007年3月18日の「お告げの祈り」のことば「四旬節第四主日にあたって」
フランシスコ
- Angelus Domini – 2015.02..22 (ローマ教皇お告げの祈り)
- Pope Francis in Mexico: Holy Mass – 2016.02.14 (ローマ教皇メキシコ司牧訪問:四旬節第1主日ミサ)
- 2017.03.05 Angelus Domini (ローマ教皇お告げの祈り)
四旬節は強烈に私たちの回心を求めてきます。全身全霊をかけて神のもとに立ち返るよう呼びかけられています RT @Pontifex Lent urgently calls us to conversion. We are called to return to God with…
— 教皇フランシスコ(邦訳) (@chuokyo_pope) 2017年3月4日
備考
- 教会暦(典礼暦)
- 聖書 (HOLY BIBLE)
- 灰の水曜日
- 四旬節第2主日
文書(ページ)情報 | |
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掲載日 | 2013年8月30日 |
更新日 | 2017年3月5日 |
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編集者 | web管理者(竹内) |