年間第3主日
主日A年
第一朗読:イザヤ書 8・23b-9・3
第二朗読:コリントの信徒への手紙一 1・10-13,17
福音朗読:マタイ福音書 4・12-23
ガリラヤで伝道を始める (4・12-17)
イエスは、ヨハネが捕らえられたと聞き、ガリラヤに退かれた。そして、ナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある湖畔の町カファルナウムに来て住まわれた。それは、預言者イザヤを通して言われたことが実現するためであった。
「ゼブルンの地とナフタリの地、
湖沿いの道、ヨルダン川のかなたの地、
異邦人のガリラヤ、
暗闇に住む民は大きな光を見、
死の陰の地に住む者に光が差し込んだ。」
そのときから、イエスは、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められた。
四人の漁師を弟子にする (4・18-22)
イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。そこから進んで、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。この二人もすぐに、舟と父親とを残してイエスに従った。
おびただしい病人をいやす (4・23-25)
イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。そこで、イエスの評判がシリア中に広まった。人々がイエスのところへ、いろいろな病気や苦しみに悩む者、悪霊に取りつかれた者、てんかんの者、中風の者など、あらゆる病人を連れて来たので、これらの人々をいやされた。こうして、ガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ、ヨルダン川の向こう側から、大勢の群衆が来てイエスに従った。
※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。
主日B年
第一朗読:ヨナ書 3・1-5,10
第二朗読:コリントの信徒への手紙 7・29-31
福音朗読:マルコ福音書 1・14-20
14-15 ガリラヤで伝道を始める
ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
16-20 四人の漁師を弟子にする
イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。
※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。
主日C年
第一朗読:ネヘミヤ記8・2-4a,5-6,8-10
第二朗読:コリントの信徒への手紙一12・12-30
福音朗読:ルカ福音書1・1-4; 4・14-21
1・1-4 献呈の言葉
わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々がわたしたちに伝えたとおりに、物語を書き連ねようと、多くの人々が既に手を着けています。そこで、敬愛するラオフィロさま、わたしもすべての事の初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのであります。
4・14-15 ガリラヤで伝道を始める
イエスは”霊”の力に満ちてガリラヤに帰られた。その評判が周りの地方一帯に広まった。イエスは諸会堂で教え、皆から尊敬を受けられた。
16-30 ナザレで受け入れられない
イエスはお育ちになったナザレに来て、いつものとおり安息日に会堂に入り、聖書を朗読しようとしてお立ちになった。預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある箇所が目に留まった。
「主の霊がわたしの上におられる。
貧しい人に福音を告げ知らせるために、
主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、
捕らわれている人に解放を、
目の見えない人に視力の回復を告げ、
圧迫されている人を自由にし、
主の恵の年を告げるためである。」
イエスは巻物を巻き、係のものに返して席に座れた。会堂にいる全ての人の目がイエスに注がれていた。そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。「このひとはヨセフの子ではないか。」イエスは言われた。「きっと、あなたがたは、『医者よ、自分自身を治せ』ということわざを引いて、『カファルナウムでいろいろなことをしたと聞いたが、郷里のここでもしてくれ』と言うにちがいない。」そして、言われた。「はっきり言っておく。預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ。確かに言っておく。エリヤの時代に三年六か月の間、雨が降らず、その地方一帯に大飢饉が起こったとき、イスラエルにはおおくのやもめがいたが、エリヤはその中のだれのもとにも遣わされないで、シドン地方のサプレタのやもめのもとにだけ遣わされた。また、預言者エリシャの時代に、イスラエルには重い皮膚病を患っている人が多くいたが、シリア人ナアマンのほかだれも清くされなかった。」これを聞いた会堂内の人々は皆憤慨し、総立ちになって、イエスを町の外へ追い出し、町が建っている山の崖まで連れて行き、突き落とそうとした。しかし、イエスは人々の間を通り抜けて立ち去られた。
※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。
教会公文書
- 年間(第1週~第9週)(カトリック中央協議会)
典礼暦年に関する一般原則および一般ローマ暦
2 主日
4 毎週の初めの日は、主の日、または主日と呼ばれるが、その日に教会は、キリストの復活の当日にまでさかのぼる使徒伝承により、過越の神秘を祝う。このため主日は、根源の祝日としなければならない。
5 主日の祭儀は、独特の重要性をもち、祭日と主の祝日だけがこれに優先する。ただし、待降節、四旬節、および復活節の主日は、すべての主の祝日と、すべての祭日に優先する。これらの主日と重なる祭日は、受難の主日と復活の主日に重なる場合を除き、次の月曜日に移動される。
6 年間
43 固有な特質を備えた諸節を除く場合、キリストの神秘の種々の面を取り立てて祝わない週間が、一年の周期の中で、33なし、34週残ることとなる。こういう週間、また、とりわけ主日は、むしろキリストの神秘全体を追憶するものである。この期間は「年間」という名で呼ぶ。
44 年間は、1月6日直後の主日の次にくる月曜日に始まり、四旬節前の火曜日まで続く。その後、年間はまたあらためて、聖霊降臨の主日の次にくる月曜日に始まり、待降節第1主日の「前晩の祈り」の前で完了する。「教会の祈り」とミサ典礼書に記載されているこの期間の主日と週日用典礼文は、この規則に準じて用いる。
広島司教区
ローマ教皇
ベネディクト16世
- 教皇ベネディクト十六世の2006年月1月22日の「お告げの祈り」のことば キリスト教一致祈祷週間について(カトリック中央協議会)
- 教皇ベネディクト十六世の2007年1月21日の「お告げの祈り」のことば キリスト教一致祈祷週間にあたって(カトリック中央協議会)
- 教皇ベネディクト十六世の2008年1月27日の「お告げの祈り」のことば イエスの福音(カトリック中央協議会)
- 教皇ベネディクト十六世の2009年1月25日の「お告げの祈り」のことば パウロの回心(カトリック中央協議会)
- 教皇ベネディクト十六世の2010年1月24日の「お告げの祈り」のことば キリスト者の一致(カトリック中央協議会)
- 教皇ベネディクト十六世の2011年1月23日の「お告げの祈り」のことば キリスト者の一致(カトリック中央協議会)
- 教皇ベネディクト十六世の2012年1月22日の「お告げの祈り」のことば キリスト者の一致(カトリック中央協議会)
- 教皇ベネディクト十六世の2013年1月27日の「お告げの祈り」のことば 救いの歴史の「今日」(カトリック中央協議会)
フランシスコ
- 教皇フランシスコの2014年1月26日の「お告げの祈り」のことば わたしについて来なさい(カトリック中央協議会)
- Angelus Domini 2015.01.25 (ローマ教皇お告げの祈り)
- Angelus Domini – 2016.01.24 (ローマ教皇お告げの祈り)
- 2017.01.22 Angelus Domini (ローマ教皇お告げの祈り)
備考
文書(ページ)情報 | |
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掲載日 | 2017年1月20日 |
更新日 | 2017年1月28日 |
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編集者 | web管理者(竹内) |