「慰める人」 GAUDETE 2016年06月号(本紙第24号)

カテゴリー(記事区分): 教区取組 / 部門 / 推進本部事務局

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最終更新日:2016年7月2日

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慰める人

六月は伝統的にイエスのみ心にささげられた月です。

マザーテレサは、「子どもの時から、イエスのみ心はわたくしの初恋でした。」(1)と手紙に書いています。イエスは、マザーテレサにとって初恋の人であり、一途にイエスのみ心に引き寄せられ、マザーテレサの生涯は、イエスのみ心を喜ばせることにのみ捧げ尽くされた生涯でした。

第二バチカン公会議以前は、み心の祝日のミサと復活祭外のみ心の任意ミサの奉献文は、詩編69によるものでした。(2)「わたしの心は、咎めと惨めさしか期待できなかった。わたしは、誰かが共に苦しんでくれると期待していた。しかし、誰も苦しんではくれなかった。わたしは、人から慰められるのを待っていたが、慰めてくれる人は一人もいなかった。」

マザーテレサは、終生「慰めてくれる人」になろうとチャレンジしました。

そして、自分の後に続くシスターたちを、たびたび次のように励ましていました。

「わたくしはいつもこの文『慰めてくれる人を求めたが、見いだせなかった。』を書くことにしています。また、それに付け加えて、『その人になりなさい』と書きます。ですから今、あなたがたがその人になるのです。イエスと共にあって分かち合い、力づけ。慰める人になるよう努力しなさい。」(3)

イエスのみ心の月に、マザーテレサの呼びかけにこたえて、イエスのみ心を喜ばせる日々を送ることができるように祈りましょう。

参考文献

  1. 「マザーテレサ 来て、わたしの光になりなさい!」,女子パウロ会,420頁
  2. 同,424頁
  3. 同,424~425頁

教皇ベネディクト十六世の2008年6月1日の「お告げの祈り」のことば「イエスのみ心」(カトリック中央協議会)

主な教会暦(主日を除く)

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掲載日2016年7月2日
更新日2016年7月2日
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