15 人格の交わりである家庭(教皇ヨハネ・パウロ二世使徒的勧告「家庭」,2014年9月12日掲載)

カテゴリー(記事区分): 教区取組 / 推進本部取組 / 第1の柱:平和

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最終更新日:2014年9月12日

公文書本文

15 人格の交わりである家庭 (第二部結婚と家庭についての神の計画 p.30-31)

家庭の中では親密でありながら、さまざまな感情が自然に表される人間関係が織りなされています。各人は日常生活、父や母であること、親子関係、兄弟姉妹の関係を通じて「人間家族」へと導かれ、そして教会という「神の家族」へ導かれます。

キリスト者の結婚と家庭は教会を築いています。人間は家庭の中で生命を与えられ、教育を通じて人間共同体へと次第に導かれていきますが、そればかりでなく洗礼による新しい生活と信仰教育によって教会という神の家族にも加えられるからです。

神への背きの結果として散り散りになった人間家族は、キリストの死と復活のあがないの力によって再び一つになれるのです。キリスト者の結婚は、このキリストのあがないという救いの力にあずかることによって、人間が教会という大きな家族に導かれるための自然な場を形づくります。

初めに男と女に与えられた「産めよ、殖えよ」という教えは、こうして全き真理と完全な実現に至るのです。

教会はこのようにして秘跡から生まれた家庭のうちに、その時代の人々の中に入り、また人々も教会へ入ることのできるような場と環境を見いだすのです。

出典(転載)元

教皇ヨハネ・パウロ二世使徒的勧告 家庭_web

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