世界平和記念聖堂の説教壇
カテゴリー(記事区分): 教区取組 / 推進本部取組 / 第1の柱:平和 / 世界平和記念聖堂
キーワード(索引語): ガイドライン,世界平和記念聖堂,主の平和
最終更新日:2013年9月9日
世界平和記念聖堂の正面祭壇に向って左側の側廊の柱に説教壇があります。
ラテン語と日本語で献呈の碑文が刻まれてます。
教会の典礼には二つの中心があります。
一つは、犠牲をささげることであり、祭壇が使われます。もう一つは、神のことばが説教壇から告げ知らされることであります。
(「カトリック大事典」Ⅲ、研究社、801頁)
説教壇は、通常、手摺と階段をもち、音響効果をよくするために天蓋がとりつけられています。素材としては、殆ど木か石を用い、形状は普通多角形であり、稀に四角あるいは円形のものがあります。
聖堂建築の面から見れば、説教壇には次第に装飾性が加えられていき、多彩な彫刻やレリーフがほどこされるようになり、ヨーロッパ各地のゴシック式やバロック式の大聖堂には芸術的に優れたものもつくられました。後期バロック様式においては、説教壇は、手摺と階段がなくなり、床から離れ、柱や壁に貼り付けられたような形もあらわれました。
世界平和記念聖堂の説教壇は、手摺と階段には簡素で美しい大理石が使われており、天蓋も備えた典型的な構造で、変形の八角形で、壁面には鳩のモザイクが描かれています。大変シンプルではありますが、素朴で優美な説教壇です。
説教は、カトリック教会においては、ミサの「ことばの典礼」の重要な部分で、司式司祭は主日と祭日には、当日の聖書の箇所が朗読された後、必ず説教をすることが義務づけられています。
第二バチカン公会議の「典礼憲章」では、説教の本質と目的が明確に示されています。
(第二バチカン公会議「典礼憲章」52項)
(同上 35項)
説教者は、聞き手をキリストに出会わせ、キリストの呼びかけに応答するよう招きます。
(「カトリック大事典」Ⅲ、研究社、796頁)
現在は、典礼の改革により、この説教壇は説教のために使われてはいませんが、ミュンヘン市民から寄せられたメッセージを思い起こして、平和の福音を宣べ伝える努力を続けていきましょう。
山々を行き巡り、良い知らせを伝える者の足は。
彼は平和を告げ、恵みの良い知らせを伝え
救いを告げる。」
(イザヤ52・7)
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備考
- 2013年3月30日 旧ホームページより転載
- この聖堂案内は、「ヒロシマの鐘」に過去掲載された記事です
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文書(ページ)情報
掲載日 | 2013年3月30日 |
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更新日 | 2013年9月9日 |
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推進・区分 | 世界平和記念聖堂 |
タグ(索引語) | ガイドライン世界平和記念聖堂主の平和 |
編集者 | web管理者(竹内) |
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