家庭よ、本来の姿になりなさい 17 (教皇ヨハネ・パウロ二世使徒的勧告「家庭」-第三部キリスト者の家庭の役割,2014年6月12日掲載)
カテゴリー(記事区分): 教区取組 / 推進本部取組 / 第1の柱:平和
キーワード(索引語): カトリック中央協議会,ローマ教皇公文書,使徒的勧告,家庭,祈り・福音の教え・信仰教育,聖ヨハネ・パウロ2世教皇
最終更新日:2014年7月18日
公文書本文
17 家庭よ、本来の姿になりなさい (第三部キリスト者の家庭の役割 p.34-36)
家庭は、創造主にして救い主である神の計画のうちにその「アイデンティティ」、すなわちそれが何で「ある」かということだけでなく、その「使命」、すなわち何を「する」、そして「行う」べきかを見いだします。神が家庭を招いている歴史の中で果たす役割は、家庭本来の姿に由来しています。それは、家庭本来のダイナミックで実存的な成長を意味しています。おのおのの家庭は、その尊厳と責任をはっきりと表す召命をもっています。「家庭よ、本来の姿になりなさい」。
そのため家庭は、それが何にであるかだけでなく歴史の中で何を行うかの内的真理に従って自分を知り自己実現をしようとするなら、神の創造のわざの「初め」に立ち戻らなければなりません。そして神の計画において、家庭は「生命と愛の深い共同体」として造られているのですから、そのあるべき姿にますます近づく使命をもっています。すなわち、創造され、あがなわれたすべての現実がそうであるように、生命と愛の共同体は神の国におけるその完全な実現を目指して励んでいる途上にある存在です。本来の姿になろうとするならば、家庭の本質と役割は愛です。したがって家庭は「愛を守り、表し、伝える使命」をもっています。それは、人類に対する神の愛と、キリストの花嫁である教会に対する神の愛の生きた反映であり、また神の愛にあずかることでもあります。
それぞれの家庭の務めはこの本質的な使命の表れであり、またその具体的な実現です。それゆえ家庭の使命のもつ独自の豊かさにより深く入って、多様でありながらも一つであるその内容を究めなければなりません。
先のシノドスは愛を出発点とし、たえず愛に言及しながら、家庭のもつ四つの普遍的な使命を強調しました。
①人間共同体を作ること
②生命に仕えること
③社会の発展に参加すること
④教会の生命と使命を分かち合うこと
出典(転載)元
- 教皇ヨハネ・パウロ二世使徒的勧告 家庭 愛といのちのきずな(カトリック中央協議会)
備考
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文書(ページ)情報
掲載日 | 2014年6月12日 |
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更新日 | 2014年7月18日 |
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推進・区分 | 第1の柱:平和 |
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編集者 | web管理者(竹内) |
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