2013年09月29日 年間第26主日(ルカ福音書 16・19-31)

カテゴリー(記事区分): 教区取組 / 推進本部取組 / 第2の柱:きょうどう / 典礼暦 / 主日・移動暦日

キーワード(索引語): 
最終更新日:2013年10月2日

聖書朗読箇所

第一朗読:アモス書 6・1a,4-7

第二朗読:テモテへの手紙一 6・11-16

福音朗読:ルカ福音書 16・19-31

金持ちとラザロ

Painted by K.YAMAGUCHI
Painted by K.YAMAGUCHI

「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。犬もやって来ては、そのできものをなめた。やがて、この貧しい人は死んで、天使たちによって宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた。そして、金持ちは陰府でさいなまれながら目を上げると、宴席でアブラハムとそのすぐそばにいるラザロとがはるかかなたに見えた。そこで、大声で言った。『父アブラハムよ、わたしを憐れんでください。ラザロをよこして、指先を水に浸し、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの炎の中でもだえ苦しんでいます。』しかし、アブラハムは言った。『子よ、思い出してみるがよい。お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前はもだえ苦しむのだ。そればかりか、わたしたちとお前たちの間には大きな淵があって、ここからお前たちの方へ渡ろうとしてもできないし、そこからわたしたちの方へ越えて来ることもできない。』金持ちは言った。『父よ、ではお願いです。私の父親の家にラザロを遣わしてください。わたしには兄弟が五人います。あの者たちまで、こんな苦しい場所に来ることのないように、よく言い聞かせてください。』しかし、アブラハムは言った。『お前の兄弟たちにはモーセと預言者がいる。彼らに耳を傾けるがよい。』金持ちは言った。『いいえ、父アブラハムよ、もし、死んだ者の中からだれかが兄弟のところに行ってやれば、悔い改めるでしょう。』アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』」

※主日の福音朗読箇所に指定されている章節を含む、見出しで括られた箇所を掲載している。

関連記事


このページにある写真・イラストの使用(他媒体含む転載・改変・配布・利用等)は下記の範囲のみ許可します

by-nc-sa
  • 表示・・・著作権者名の表示をしてください
  • 非営利・・・非営利の場合のみ使用できます
  • 継承・・・改変等した場合は、付与するライセンスを「表示・非営利・継承」のみで継承しなければなりません

著作権者名はいずれかの表記をお願いします。「カトリック広島司教区」,「平和の使徒推進本部」又は「カトリック広島司教区平和の使徒推進本部」

なお、著作権名(「平和の使徒推進本部」等以外)が表示してあるものはそのまま継承してください。

『聖書 新共同訳』

(c)共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation

(c)日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988


 

文書(ページ)情報

掲載日2013年9月27日
更新日2013年10月2日
閲覧回数3,411 Views
推進・区分主日・移動暦日
タグ(索引語)
編集者web管理者(竹内)
次の記事
前の記事